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研究成果

2019年12月12日
高耐久性ダイヤモンドライクカーボンの設計指針を提案―スーパーコンピュータ「MASAMUNE-IMR」による成果―
東北大学金属材料研究所の久保百司教授、王楊助教(現:東北大学大学院工学研究科)、東北大学大学院工学研究科の足立幸志教授、岩手大学の森誠之教授、およびフランスEcole Centrale de Lyon のJean Michel Martin 教授らのグループは、東北大学金属材料研究所に2018 年8 月に導入されたスーパーコンピュータ「MASAMUNE-IMR」を活用し、ダイヤモンドライクカーボンの摩耗を誘発する原因となるトライボエミッション現象のメカニズムを世界で初めて明らかにしました。さらに、ダイヤモンドライクカーボンの成分や周囲の環境を制御することで摩耗を減らすことが可能であることを示し、高耐久性ダイヤモンドライクカーボンの設計指針を明らかにしました。これは機械システムの長寿命化に加え、故障・事故の防止に貢献しうる成果です。
この成果は、令和元年11 月15 日にScience Advancesにオンライン公開されました。
また本研究の内容が、令和元年12月2日に日経産業新聞に、12月10日に日刊工業新聞に紹介されました。
2019年10月8日
酸素金属化に伴う電子状態変化を世界で初めて実測
兵庫県立大学の福井宏之助教(理化学研究所客員研究員兼務)、和田正弘大学院生(当時)、理化学研究所情報システム本部計算工学応用開発ユニットのLe The Anh研究員(当時)は、台湾の國家同歩輻射研究中心(NSRRC)、高輝度光科学研究センター(JASRI)、愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)と共同で、100万気圧で酸素が金属化することに伴う電子状態の変化をX線ラマン散乱測定電子状態計算により解明しました。これは、大型放射光施設SPring-8スーパーコンピュータ「京」とを連携させた研究成果で、米国科学誌「米国科学アカデミー紀要(Proceeding of the National Academy of Sciences of the United States of America)」においてオンライン公開されました。本研究はポスト「京」萌芽的課題1-1―Cの支援を受けました。
2017年07月05日
超高圧下で安定な新しい水酸化鉄の発見―地球深部の水の循環に関する論文が Natureに掲載―
愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)の西真之助教、桑山靖弘助教(現東京大学大学院 理学系研究科)、土屋旬准教授、土屋卓久教授の研究チームは、地球マントル深部の超高温高圧環境で 安定な、鉄・水・酸素からなる新しい結晶構造の水酸化鉄の存在を世界で初めて明らかにしました。

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